スポーツ歯科における安全教育
こんにちは。院長の小野沢です。
清々しい青空が広がる心地良い季節になりましたね。
先日のゴールデンウィークは
皆さんどのようにお過ごしになられたでしょうか？
私はというと
国際大会の合間に帰国されていた
テニスの小倉孝介プロに
テニスを一緒にプレーしていただきました。
当院は小倉孝介プロのスポンサーとなっています。
当院のロゴのパッチもできたので、
早速ユニフォームの右腕につけて
競技活動を行ってもらっています。
というわけで今回のブログのテーマはスポーツです。
私は学校歯科医でもありますので
スポーツ歯科における安全教育について
お話したいと思います。
歯・口腔の健康づくりは、生きる力を育むために重要です。
現在は虫歯による歯の喪失は少なくなっており、
スポーツ活動での歯の外傷による喪失や
口腔の外傷の防止は重要度を増しております。
文部科学省の「スポーツ基本計画」でも
マウスガードの着用の普及啓発について取り上げております。
そこで小学生、中学生、高校生における
特徴と対策を見ていきますと、
小学生では転倒による事故が一番多く、
次いで、物に衝突、人に衝突が多いです。
事故は休憩時間中に起こりやすい特徴があります。
教室などの安全は物的環境作りが大切で、
安全な行動の仕方を指導して習慣にすることも大切です。
中学生では、歯の破折が一番多くなり、
その発生原因は多岐にわたるようになります。
またけんかによる受傷が小学生、高校生より多くみられ、
安全な行動、好ましい人間関係づくりの支援を行い
施設、設備の安全管理は勿論、
好ましい人間関係づくりも支援が重要です。
高校生では歯の破折が圧倒的に多くなります。
日常で受傷するより運動での受傷が多く、
その活動の種類によりけがのタイプが異なります。
交通安全教育の充実、
スポーツにおけるルールの理解も重要です。
また運動施設や用具の点検と整理が重要になり、
けが防止のためのマウスガードの使用など
具体的な対策も必要となってきます。
スポーツ歯科は、アスリートの口腔および歯の健康を
専門的にサポートする分野で、
競技中のパフォーマンスを向上させるための歯科治療や、
スポーツによる外傷の予防を目的としており、
競技力の向上を目指すことも重要な役割です。
体育・スポーツ活動における歯・口の傷害事故が、
中・高等学校では約４割を占めるなど、
放置できない状況でありますので、
今回の記事が競技における安全を配慮した練習の
動機付けになれば幸いです。
久里浜駅前マリン歯科口腔外科
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