巻幡はインプラント経験20年、多種多様な症例に遭遇しています。タイルートインプラントでは、神奈川県の第一位の埋入本数実績をもらいました。
| 「インプラント」と一言でいっても、こんなにも違います! |
インプラントの種類は思ったより多く、50種類にもなろうかと言われています。それぞれが長所、短所がある上、それを扱うメーカーにも特色があります。
国内でのサポート体制が整っているメーカー、海外情報に鋭いアンテナを張ったメーカーなど、各々の分野によって得意とするところが違いますので、これも選択基準になります。
それは、インプラントのうわ物を製作していただく技工士も同じです。やはり、得意分野もコストも違います。そういった様々な要素を考慮して、どうするのが無駄な時間・コスト・身体への負担をなくすることになるかを追い求めています。
そこで、マリン歯科では、このような基準を考慮して選択した4種類のインプラントを駆使して、生体や症例に合った、そして経済性にも目を向けたシステムを構築しています。シンプルなインプラント症例には、シンプルな構造で、時間やコストパフォーマンスの高いインプラントを、少し複雑な症例(例;インプラントを埋入する骨を増大する場合や、将来インプラントにくっつけるうわ物が変わる可能性がある場合など)は、それに対応したインプラントというように使い分けています。
| なぜ、巻幡がこの4種類のインプラントを扱っているのか?私見です。 |
★ ITIインプラント
最もオーソドックスなタイプで使用します。骨量が豊富で、骨密度も安定している場合です。下の顎に多用します。インプラント埋入オペ直後、すでにインプラントヘッドが出ているのがほとんどです。したがって、インプラントヘッドを出す為のオペが不要で、いわゆる1回法です。スイス製、純チタン製で、生体親和性に優れており、30年の臨床実績でハーバード大学、ベルン大学などで研究続行されています。
★ カルシテックインプラント
チタンの表面にハイドロキシアパタイトコーティングしており、顎の骨とより積極的に結合しようとする利点があります。この特色を利用して、上の顎や骨の増大をはかる場合、抜歯をした直後に埋入する時などに選択します。2回のオペが必要であること、ハイドロキシアパタイトが感染をおこしやすいというコメントが出ている、やや高価であることが気にかかるところでしょうか?
★ AQBインプラント
インプラントとアバット(土台)つながっているワンピースインプラントであるというのが大きな特徴です。コストパフォーマンスを最大に生かした、又、治療のステップが少ないのが利点です。しかし、前歯など、美しさをより追求される場面や骨状態にマイナス面があるときは、使用されにくいことがあります。やはりハイドロキシアパタイトコーティングされています。
★ ステリオスインプラント
国内ではいち早く導入しましたが、現在は、使用する頻度は少なく、インプラントのうわ物のバリエーションが多いのですが、フットワークが……
以上、巻幡の私見とインプラントの使い分けです。あくまで20年経験してきたなかでの私見として捉えて下さい。
| マリン歯科における「インプラント失敗回避の為のポイント」 |
| ・ | 適切な圧力で、常に新しい切削ドリルを使用 ※ 高圧をかけての切削器具を使用すると、インプラントのネック部がくさび状に骨消失してきます。 |
| ・ | 負担のかからない回転数による熱傷の防止 ※ ドリルを高回転にすることで、熱傷を起こすことがあります。骨は熱にデリケートに反応するため、熱傷があれば、インプラント周囲の骨吸収がでます。 |
| ・ | あらゆる角度から植立の平行性を確認 ※ 複数のインプラントを植立する場合、原則として並行に埋入すべきです。長年の経験と注意力が必要です。 |
| ・ | 適切な投薬 感染が疑われる場合、オペ直後の薬の種類を変えるのが回復させる可能性を高めます。 |
| ・ | 過度の咬み合う力の付与 インプラントの周りには、咬み合う力を受け取るセンサーに乏しいので、注意が必要です。 |
| ・ | ダウングロス インプラントの初期固定完了前に、咬み合う力を与えると、骨吸収します。埋入直後に咬み合う力をすぐ与える場合は、より咬み合わせには気を遣います。 |